ミニマリズム研究所へようこそ!
こんばんは!
ミニマリストになりたい人「ミニマリストの定義を詳しく知りたい。ミニマリストになりたいけど、どうすればいい?あと、ミニマリストの考えを学べる本も教えてください。」
こういった方向けの記事。
今回は、ミニマリストの定義とミニマリストになるための方法について解説します。
ミニマリストの定義
ミニマリストの定義について、元祖ミニマリストのジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスはこう言います。
「ミニマリストとは、本当に大切なものを大切にする目的で不必要なものをそぎ落とす道を選んだ人たちのことだ。ただし、何が大切かということについての具体的なレベルは個々に違う。ミニマリストは品物を通してではなく、人生そのものを通して幸福を追求する。だからこそ、自分の人生に何が必要で何が必要でないかを決めるのは本人次第なのだ。」
(ジョシュア・フィールズ・ミルバーン/ライアン・ニコデマス著 吉田俊太郎訳 『minimalism』Kindle版 No.123より)
ミニマリストは少ない物しか持たない人のことではありません。
本当に大切なものを明確にし、それに集中するために、不必要なものを捨てる人のことです。
ただし、何を大切にし、何を捨てるかは人によって異なります。
ミニマリストとは、物への執着から解放され、人生そのものを通して幸福を追求する人のことをいうようです。
ミニマリストになるには
自分にとって大切なものを明確にし、それに集中するために、不必要なものを捨てる覚悟を持てば、あなたはもうミニマリストです。
しかし、あなたが知りたいのはもっと具体的な方法ではないでしょうか。
というわけで、ここでは、大切なものを明確にし不必要なものを捨てるまでの具体的な方法を解説していきます。
1. 自分にとって大切なものを明確にする
物の処分に取り掛かる前に、まずは自分にとって大切なものは何か考えてみましょう。
大切なものが明確でないと、捨てること自体が目的化してしまうからです。
例えば、ミニマリストのジョシュア・フィールズ・ミルバーンとライアン・ニコデマスは人間生活に大切な分野として、健康、人間関係、使命、情熱の4つを挙げています。
あなたにとっての健康とは何でしょうか。
若さを保つこと?美しい肉体を手に入れること?
あなたの使命は何でしょうか。
貧しい人々を救うこと?大切な家族を守ること?
それぞれ考えてみると、心の奥底で大切にしていることが明確になるでしょう。
そして、その大切なものにフォーカスするために、あらゆる無駄を省くと決心してください。
2. 物を買う基準を明確にする
大切なものが明確になったら、次は物を買う基準を明確にしましょう。
物を買う基準が明確でないと、物を処分したところで、気づくとまたいらないものを買ってしまうからです。
例えば、本。
私は旅行が好きで、将来的には色々な国を旅したいと思っています。
同時に読書も好きなので、旅先に本はたくさん持っていきたいと思っています。
その場合、紙の本だと荷物になりますが、電子書籍であれば荷物になりません。
なので、本を読むときは電子版で買うようにし、紙の本は処分しました。
でも、人によっては本棚に本を並べてインテリアの一部にしたいという人もいるはず。
それなら、紙の本は有効活用できそうですよね。
本に詰まった知識だけに価値を見出すのか、紙の本自体に価値を見出すのかで、物を買う基準は変わってきます。
このように、自分の性格や価値観と照らし合わせ、物を買う基準を明確にするのが大切です。
3. 要・適・快の基準で物を手放す
最後に、いらない物を処分していきます。
物を処分する場合は要・適・快の基準で判断するのがおすすめです。
つまり、今の自分にとって「不要・不適・不快」なものを手放していくのです。
- 不要なモノ…あれば便利だし、まだ使えるけれど、なくても困らないモノ
- 不適なモノ…かつては大切だったけれど、今の自分には合わないモノ
- 不快なモノ…長年使っているけれど、どこかで違和感や不快感を感じているモノ
家の中を確認してみてください。
- 引き出しに入ったままの使っていない文房具
- 就職祝いで買ってもらったけれど今は着ていないスーツ
- デザインが気に食わないけどなんとなく使っている食器
- 押し入れやクローゼットに詰まった、あることすら忘れていたモノ
これらを手放すことができればあなたはもう立派なミニマリストでしょう。
ちなみにこの辺については「断捨離」という本で詳しく解説されていますので、参考にしてみると良いでしょう。
ミニマリストの考えが学べる本3冊
ミニマリズムについて詳しく知りたい方のために、ミニマリズムが学べる本を3冊紹介します。
まずは一冊、手に取って読んでみましょう。
minimalism
本書は、シンプルな生活をするヒントと、ミニマリズムという生き方が凝縮された本です。
著者のジョシュアとライアンは、会社で昇進し、高い年収を得て、大きな家に住み、誰もがうらやむ生活を送っていました。
しかしある日、人々がうらやむ物はなんでも持っていたのに、自分の人生に満足できていない虚しさに気づきました。
その後彼らは、一度立ち止まり、本当に大切なものにフォーカスするために、試行錯誤しました。
そして、その過程を記録し、多くの人に共有することにしたのです。
本書の内容は、物にあふれた時代で暮らす私たちにとって、21世紀の幸福論とも言えます。
ミニマリズムとは何か、本当の豊かさとは何かを知りたい方はぜひ読んでみると良いでしょう。
手ぶらで生きる。
本書は、効率的な生活を考える人にとって、うってつけの良書です。
また本書では、生活を効率化するための方法だけでなく、お金や人間関係で悩まないための方法も記されています。
具体的な内容も多く書かれていたので、これからミニマリズムを実践したいという方には参考になるはずです。
ミニマリズムをより実践的な観点で学びたい方におすすめの一冊です。
人生を変える断捨離
本書は、片付けの仕方や快適な住まいづくりがまとめられた一冊です。
「断捨離」とは、モノを断ち、ガラクタを捨て、執着を手放すこと。
ミニマリズムとは言葉は違いますが、かなり近い考え方です。
「断捨離」が目指すのは俯瞰的な思考を獲得し、あるがままでいられて自然に生きること。
こうした生き方をするために、本書では「断捨離」の入り口として、モノを片付け、執着を手放す方法が解説されています。
片付けの仕方、物を捨てる基準を具体的に学びたい方はぜひ手にとってみてください。
まとめ
今回は、ミニマリストになるための方法について解説しました。
大切なものを明確にし、それに集中するために、物への執着を手放すことができれば、あなたはもう立派なミニマリストです。
もしミニマリストになって良い経験ができたら、ぜひ他の人たちにも紹介してみてください。
この記事は、初心者のためのミニマリスト講座の【第3回】です。
他のページをご覧になりたい方は、以下からどうぞ。
【第1回】
ミニマリズムとは何か【第2回】
ミニマリズムの本質【第3回】(今のページ)
ミニマリストになるには【第4回】
疲れないミニマリズムのコツ【第5回】
勘違いミニマリストの特徴【第6回】
ミニマリズムを家族に納得させる方法【第7回】
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